株式会社NEXT

NEXT-EMS-G1 製品セキュリティガイド

対象: システム管理者・工事設置業者・当社保守員(カスタマーエンジニア)

本製品は契約締結先に限定して提供する専用機器です。機器のログイン認証情報(ローカルコンソールのパスワード・SSH 鍵)は当社が保守管理台帳で個体別に管理し、利用者には提供されません。機器へのログインを伴う作業(初期設定・アップデート・データ消去)はすべて当社保守員が実施します。

1. サポート期間

  • 本製品のサポート期間(セキュリティアップデート提供期間)は、製品出荷日から5年間です。
  • サポート期間の終了日は製品情報ページに掲載します。
  • サポート終了後はセキュリティアップデートが提供されません。継続利用はセキュリティリスクを伴うため、後継製品への更改を推奨します。

2. 初期設置時のセキュリティ設定

本製品の設置・初期設定は、工事設置業者またはシステム管理者のみが行ってください。

  1. 設置ネットワークの確認: 本製品および PCS・電力量計は、インターネットから隔離された発電所構内の閉域LANに接続してください(§3参照)。
  2. 初期パスワードの変更(当社保守員が実施): ローカルコンソール用の機器固有初期パスワードは当社が個体ごとに設定し、保守管理台帳で管理しています(利用者への配布はありません)。設置完了時に当社保守員が個体別の運用パスワードへ変更します。
  3. SSH アクセス(当社保守員のみ): 本製品への SSH ログインは公開鍵認証のみ有効です(パスワード認証・rootログインは無効)。
  4. 時刻同期の確認: NTP 同期が有効であることを確認します(当社保守員が実施)。

3. 利用上の注意 — 保護された通信環境

  • 本製品と PCS・電力量計との Modbus 通信(Modbus TCP/RTU)は暗号化されません。必ず、ルータ/ファイアウォールによりインターネット側からの着信が遮断された、構内の閉域ネットワーク内でのみ使用してください。
  • 本製品をインターネットに直接接続(グローバルIPの付与、DMZ配置、ポートフォワード設定)しないでください。
  • 本製品のインターネット向け通信は、TLS で保護された送信(MQTT over TLS・HTTPS)および SSH(計測データ送信)のみです。ファイアウォールでは当該アウトバウンド通信のみを許可してください。

4. ソフトウェアアップデート

セキュリティアップデートの内容・必要性・適用しない場合の影響は、リリース時に当社サポート窓口および製品情報ページで周知します。

  • 最新版のバージョンと更新内容は製品情報ページで確認できます。
  • 利用者は機器のログイン認証情報を保持しないため、更新作業(SHA-256 マニフェストによる完全性確認を含む)は当社保守員が実施します。
  • 適用後は電源再投入してもバージョン・設定が維持されます。

5. データの消去

機器の返却・転用・一時撤去の際は、当社サポート窓口へご連絡ください。データ消去手順に従い、当社保守員が計測データ・設定値・認証情報を消去します。

6. 廃棄時の手順

  1. 当社サポート窓口へご連絡ください。データ消去手順に従い、当社保守員がすべてのユーザデータ・認証情報を消去します。
  2. サーバ側に登録した本機器の公開鍵・アカウントは当社が失効させます。
  3. ストレージの物理的破壊または全領域消去を行ったうえで、地方自治体・産業廃棄物の規定に従い廃棄してください。

7. 免責事項

  • 提供されたセキュリティアップデートを適用しない場合、既知の脆弱性を悪用した不正アクセス、計測データの漏えい・改ざん、設備制御の異常等が発生するおそれがあります。アップデート未適用に起因する損害について、当社は責任を負いかねます。
  • 本ガイドに反する構成(インターネットへの直接公開等)で使用した場合の損害についても同様です。

8. 問い合わせ・脆弱性報告窓口